10代では宮部みゆきの時代小説は読んでいましたが、ここ数年は平岩弓枝、池波正太郎にも手を伸ばしています。
平岩弓枝を知ったきっかけは、数年前の誕生日に夫から「御宿かわせみ」をプレゼントでもらったことでした。
それまで全く知らなかったので、面白いのかな?と読んでみたら、昨年末には全て読破する程、すっかりファンになりました。
かわせみシリーズの最後の方は支離滅裂でイマイチなので、それを夫に話したら、
「平岩弓枝は最後の方は何を書いてるか自分でも分からなくなっていたらしい。」
と、文春文庫に勤めていた知り合いから聞いたことがあるそうで、納得しました。
後年の作品はあまりお勧め出来ませんが、かわせみシリーズにハマっていた頃に購入した、
「はやぶさ新八御用帳」シリーズも読み進めています。
こちらも初期の作品が面白いですね。
平岩弓枝は長編作品より短編の方が良いのかなと思っています。
今は池波正太郎の「鬼平犯科帳」をメインで読んでいます。
こちらも夫の書庫にあり、ずっと読んでみたかったので、借りて読んでいます。
5巻までしか揃っていないので、6巻からはせっせと購入して読もうと思っています。
しばらく平岩弓枝ばかりを読んでいたので、鬼平犯科帳を読み始めて、文体の違いにハッとしました。
池波正太郎の男性的な文体、最初はちょっととっつきにくい気がしましたが、読み進めていくうちに、すっかり虜になってしまいます。
「男の作法」という本も夫の書庫にあり、一体何が書いてあるのか気になり、こっそり借りて読みました(笑)
あぁ、だからかぁ、と思わず笑ってしまったエピソードもありますが、それは「男の作法」を改めてご紹介する時にご一緒に😆
他人の書庫は自分が気にもとめたことのない作品があったり、読んだことのある作品があったりして、面白いです。
自己紹介しなくても、本棚を見れば人となりも分かりそうですね。