《今月のつぶやき》
蝉もにぎやかに鳴く季節となりました。夏バテなどされていませんか?
教室内は蓋つきのペットボトルや水筒はOKですので、特に外遊びをしてからレッスンへいらっしゃる際は水分補給できるようにご持参下さい。
ここ最近は読んだ本の感想が多いですが、今回も面白かった本があるのでご紹介させていただきます。
『「発達障害」と間違われる子どもたち』(成田奈緒子著:青春新書)
私の世代(30代)の子供時代と現代の子供の生活環境は、ほんの30年という地球の歴史から見れば短い期間で多くのことが変化しています。
ゲーム機器の進化、スマホの登場、中学受験の一般化、習い事の増加…
多忙になり、睡眠時間が不足している子供は多いことでしょう。
この本の著者は子供も大人も、何よりもまずは睡眠時間をきちんと確保することを薦めています。発達障がいのような兆候のある子や、実際に発達障がいと診断された子も、早寝早起きで睡眠をしっかりとり、3食きちんと食事をとる生活習慣をすると、大きく改善するケースがあるそうです。
大人でも可能であれば8時間は睡眠をとることが望ましいと言っています。小学生は遅くとも22時には寝ること。そのためにまずは朝7時前の早起きを習慣化することが寝つきをよくするポイントだそうです。
詳しくは本書をご一読いただければと思いますが、一番心に残った言葉は「睡眠は起きている時よりも大切な時間」ということです。
寝ることで脳が育つ。他の本や多くの作曲家・演奏家も朝練を習慣にしていると知り、夜型だった私もピアノ練習はなるべく午前中にやるようにしています。朝は耳も頭もスッキリしていて、譜読みが進みます。練習習慣を身につけるためにも、皆さんもまずは5分で良いので朝練をおすすめします!睡眠は健康だけでなく、勉強、仕事にも良い影響をもたらしてくれるのですね。