Cats’ニュース7月号より

当教室では毎月、第1回目のレッスンで教室新聞をお渡ししています。

日々考えていることや、皆様にお伝えしたいことを書いています。

保護者の方とは普段じっくりお話しすることや、お子さんが一人で来ている場合はお会いすることも少ないので、教室新聞は保護者の方とつながるための大切なツールだと思います。

今月号はぜひ多くの方に知っていただきたい内容なのでブログでも公開します。

 

夏も本番(ほんばん)となってきました。今月は都内(とない)聖火(せいか)ランナー、オリンピック開幕(かいまく)もされそうですね…と書いた矢先(やさき)都内(とない)の聖火ラン中止の

ニュースを見ました。

ここ最近(さいきん)大学(だいがく)入試(にゅうし)システムが変わることを知りました。2020年度より大学(だいがく)入試(にゅうし)改革(かいかく)(すす)められているそうです。

学力(がくりょく)の3要素(ようそ)」を(やしな)っていくことが目的(もくてき)で、その3要素は、

1.知識(ちしき)技能(ぎのう)確実(かくじつ)(しゅう)(とく)

2.思考力(しこうりょく)判断力(はんだんりょく)表現力(ひょうげんりょく)

3.主体性(しゅたいせい)をもって多様(たよう)な人々と共同(きょうどう)して学ぶ態度(たいど)

とあります。ピアノを習うにあたってはこの3つ全てが関係(かんけい)していますね。

ここ15年でAO入試(にゅうし)推薦(すいせん)入試(にゅうし)での入学者が33.1%から43.5%へと大きく増加(ぞうか)しています。AO入試では課外(かがい)活動(かつどう)成績(せいせき)による

自己(じこ)推薦(すいせん)試験(しけん)を受けることのできる大学も多くあります。ピアノも芸術的(げいじゅつてき)な課外活動に(ふく)まれます。

 ピアノを習っている小学生・中学生・高校生・保護者の方はぜひ色んな大学の入試制度を確認(かくにん)してみて下さい。数年前(すうねんまえ)現在(げんざい)とでは

大きく変わっていると私も実感(じっかん)しました。

 ピアノ経験(けいけん)成績(せいせき)実績(じっせき)はコンクール入賞(にゅうしょう)以外(いがい)でも、色んな制度(せいど)利用(りよう)すれば成績・実績を証明(しょうめい)できます。コンクール入賞となると(せま)き門ですが、ピティナのステップでしたら合格(ごうかく)証明書(しょうめいしょ)参加(さんか)証明書(しょうめいしょ)といった客観的(きゃくかんてき)に証明できる証書をもらえます。

 入試(にゅうし)改革(かいかく)とピアノに(かん)する記事(きじ)はピティナのサイトで(くわ)しく読めますので、ご興味(きょうみ)のある方は右記のリンクからご(らん)(くだ)さい。ピアノから考える大学受験 | ピアノ教室紹介 | ピティナ・ピアノホームページ (piano.or.jp)

これからの時代は「受験(じゅけん)勉強(べんきょう)のために習い事を()める」のではなく、「習い事が受験にも役立(やくだ)つ」のではないでしょうか。アメリカでは

以前からピアノを習い続けていることが就職(しゅうしょく)では有利(ゆうり)とされています。継続(けいぞく)して取り組むことは社会的(しゃかいてき)(ひょう)()されることです。

 1つ気を付けたいことは、「受験(・・)()ため(・・)にピアノを習う」ことは方向性(ほうこうせい)(ちが)うということです。あくまでもご本人(ほんにん)がピアノを好きで、

継続(けいぞく)して努力(どりょく)してきたことが、受験にも良い影響(えいきょう)があるということを理解(りかい)いただきたいです。

 

 裏面(うらめん)にはピアノが(のう)に良いとされているお話をコピーしました。(じゅく)の勉強だけでなく、ピアノもお子様の成長(せいちょう)将来(しょうらい)貢献(こうけん)できることをぜひ多くの保護者の方に知っていただき、ご家庭(かてい)での練習(れんしゅう)時間(じかん)や取り組み方をより良くしてもらえればと思います。